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ミラベルと魔法だらけの家のエスのレビュー・感想・評価

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)
5.0
無理だけはするな!あなたはそのままで美しい!

そんな作品でした。
魔法を授かった家族に囲まれることで生じてしまう自己喪失。そんな中でも大好きな家族の為、どこまでもひたむきに奮闘するミラベルが本当に眩しくて愛おしい。胸がめちゃくちゃ痛くなる。あんな嫌味を言われる毎日だったら自分は既に出ていってるね。笑

最近、今まで報われることのなかった影の努力にスポットライトが当たるようになってきたなと感じる。この作品はすごくそれが強かった。辛かったら辛いと言っていいし、もっと人を頼っていい。そういってくれてるように感じる。良い時代になったもんだ。独りで声を殺して泣いて夜を明かす人が少しでも減ってけばいいよね。

今作はどの曲がメインでもおかしくない程全部素晴らしかったし、力強くも繊細なメロディラインがどんぴしゃに好みで、エンドクレジットの終わりまでずっと心が踊っていた。
明日からはちゃめちゃに頑張れそうな気がしてならない。
リン=マニュエル・ミランダすごくない???????
この間のチックチックブーンの楽曲も凄かった。インザハイツもみなきゃね

今日はもう泣き疲れたからな、と思ってたけど全然休むことを知らなかった涙腺。

そしてD+での即日配信がある中でも、いやこれは映画館で見た方がいいわ、って作品をバンバン出してくるところがすごい。映像美の進化が止まらない。

主役のミラベルのお声は大好きなb99のローザ!のステファニーベアトリス!あとから知ったけどブルーノがジョン・レグイザモなのも嬉しい。笑

そこで思ったのが字幕で上映するところの少なさ。
ラーヤの時より絶対に減ってる。これは危機。

ディズニー作品のハグシーンで泣かなかったことない気がする。


追記(2023/12/16 21:56:44)
今ならわかる。この作品の楽曲たちは秀逸すぎていたし、ストーリーも劣等感がベスティの自分にはぶっ刺さりすぎいた。D+に配信されてるハリウッド・ボウルでのライブも最高だった。ステファニーベアトリスを愛しているし、こんな素敵な音楽を生み出したリンマニュエルミランダとジャーメインフランコには感謝しかない。
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