ウルフガー

真・事故物件 本当に怖い住民たちのウルフガーのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

アマゾンプライムにて視聴。なんか非常に昔の日本映画っぽい映画に思えた。80分くらいなのに凄く体感時間が長い。ダメってことではない。尻上がりにテンションが上がってグロ度が増していき分かったような分からないような展開の末に最高の終わり方するので面白かったとは言える。

怖いって感じはしなかったな。ジャンル映画としてのホラーというのは襲われる人たちに共感させてその人たちが怖がるからこちらも怖いという錯覚をするわけで、この映画には主人公たちに共感させるという演出がないと思った。ホラー映画というより純粋な残酷映画であろう。虚無的な感じすらする。

昔の映画っぽいとは言ったけど最近の特殊メイクとかは格段に出来が良くなっていてそういう安っぽさはあまりない。ただ出来が良いばかりにやはり映しすぎてしまっているように思う。そうすると当たり前だけど「作り物だな」と思ってしまうんだよね。もったいない。

人をバラバラに解体する話をしているときにどれくらい細かくするかの例えで「唐揚げくらい」と言ったのには笑った。ここら辺かなりセンスを感じた。
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