エンドロール前、締めのモノローグ選手権2022 優勝作品
本音と建前が使い分けられる以前って、全部が本音だったんだな。
2002年に13歳ってことで、ほぼほぼ同世代。
……そりゃまぁドンピシャですよ!!!
相変わらずDisney+でドキュメンタリーも見ました。やはりピクサーの一番の強みはチームですね〜、監督が13歳の気持ちを表現に昇華する一方で、チームメンバーにいるリアル母親の生の声でしっかりバランスをとっているからこそ、隙のない素晴らしい作品になってます。
冒頭から良い意味でピクサーらしくないルック、テンポ、カットでがっつり心を鷲掴み。
監督がまさに“13歳”の頃に影響を受けた日本のアニメ/マンガ的な表現がピクサーと融合している面白さ!
(ドキュメンタリーで撮影監督がピクサーらしくない斬新さは意図的に目指したと言及してました。)
物語は思春期メタファーからの「朝起きたら……」で、少しカフカの『変身』的な孤独/不安をよぎらせつつ、ガールズフッドでもう既に涙腺が臨戦態勢。
そこからの盛り上がり、フリオチにも日本的な“おきまり”を感じさせつつ、表現力とラストに向かうメッセージはピクサー品質でとんでもなくしっかりしてるから威力がヤバい。
途中でベジータがね、実はブルマが好きだったみたいなね。そんな王道ノリもありつつ。(ネタバレ回避)
ドミー·シー監督の今後の作品も楽しみです!