めちゃめちゃ面白かったな。泣いた。
まずタイトルバックが楽しくて素晴らしい。
リズム感というかテンポ感というか、「あ、これはすごいぞ」と作品に一気に引き込まれた。
『GotG vol.1』のタイトルバック並の「はい、傑作が始まりました…」感。
個人的な印象だけど、全編を通してテンションがちょうど良くて観やすかった。楽しくハッピーな感じで続くが、脳がパンクするほどハイカロリーでもない。主人公のダイナミックな内面に同期していくようで、心地良くみる事ができた。
それから友達四人組のバランスもまた良かった。キャラが立つってこういう事か。いかに主人公にとって彼女たちが大切かって事が実感としてわかる。
「毛がモッフモフ！超フワッフワー！！」
そして何よりもクライマックスだ。
もっと文学的にというか、しっとり終わらせても成立するテーマだと思うが、大スペクタクルにするっていうのが一番気に入った部分だった。
好みの展開というのもあるが、「エンターテイメントでござい！」という宣言に胸打たれた。
儀式のお経と4TOWNの歌唱とがサブライムに昇華されていて最高のシーンだった。
「アクションが始まったら物語としては決着がついている」て誰かの言葉だったと思うが、自分はそういう展開の話が好きなんだな。『劇パト１』や『ブランクスペース』然り。
あと眉毛の毛のディテールも良かった。
