「感想」
映像の見せ方がとても良かったです。
特に印象的に残っているのが本作の題名にもなっているブルー・バイユーでの時を移しているシーン。
バイユーとは…
主にルイジアナ州とミシシッピー州の河川や湖に注ぐ支流や入り江で、水の流れがゆったりしているかよどんでいて湿地帯のようになっている場所を指す。
とのことだそうです。
主人公が首をもたげてうなだれている。そらには太陽が。
他にも本作には良いところがたくさんありました。映像、ME、心情の掘り下げ、ベトナムから来た家族との交わり等々。
私の心に強く残りました。
「作り」
社会派の映画。
とはいえやはりアメリカ映画だなというところがあります。
いくら虐げられていたりピラミッドの下の階層・不平等であるとはいえ状況の打開・改善の方法が犯罪である。
主人公が義理の娘である女の子と別れる際に抱きしめて叫ぶシーン。ハリウッドのマニュアル通り。邦画であったり他の国の映画であったら違う表現をするのでしょう。