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沈黙のパレードのtackyのレビュー・感想・評価

沈黙のパレード(2022年製作の映画)
3.0
「真夏の方程式」があまりも原作もキャストも湯川先生自身も最悪だったので、観るのを躊躇していたのだが、相変わらず「映画版ガリレオ」の暗さは堪能できたと思う。

やはり最近の東野圭吾は、かつての輝きが無いのだろうか?開始20分で犯人がわかり、最後の二重ドンデン返しも今一つ、サスペンスとしては2点ぐらいだった。

しかも10年ぶりだからか、草薙が人情脆すぎるし、内海は慎重派になってるし、湯川先生は丸くなってるし、悪い方悪い方に変化してるのが残念だった。これじゃ「ガリレオ」じゃない。

私はてっきり新倉先生が手を出したのかと思っていたが、でなきゃ結局、被害者と彼氏がこの悲劇の原因なんじゃないかと思ってしまった。だから感情移入できなかった。

エンドロールでシリーズも終わるみたいな感じだが、それが正解かもしれない。 
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