このレビューはネタバレを含みます
“決着をつけることができるのは、苦しんだ当事者だけだ。”
Jupiterの冒頭の歌詞が、とても深い意味を持って響いた。毎日、自分の心を聞いて、ちゃんと照らしていかなくちゃ。
わたしたちの性質は、良いか悪いか容易く変化してしまうから。ちゃんと自分の心に適っているか、問いかけなければ。
ストーリーね、なんか、殺人の動機や機会を乗っ取ってしまってない?って思った。最初の被害者家族が終盤には参加していないようにみえて、ああ悲しみさえも利用されてしまうものなのかって思えて、ずしんと来た。
結果は同じかもしれないけれど、わたしたちはその過程にも意味を求めたい生き物だから、しんどいなあ。
音楽や名台詞の健在っぷりは気持ちが上がったけれど、
映画版のガリレオはいつもジリジリと痛いくらい、切なくて悲しいね。
久しぶりにドラマ見返したくなった、と思ったらエンドロールに流してくれるという手厚さ。
福山雅治の変わらなさやばいな。そしてEDちゃんとKOH+で嬉しかったし、ジリジリのせいで泣きたくなった。