1962年のキューバ危機における、ジョン・F・ケネディ大統領をはじめとするアメリカ政府の13日間を描いた作品。
およそ20年ぶりの鑑賞。
近代史をドキュメンタリー的な感覚でじっくり楽しめる。こういう政治劇、かなり好き。
ホワイトハウスを中心とする政治家の策略と、現場の艦船や航空機の映像がバランスよく、エンタメ作品としてしっかり面白い!
特に度々登場する偵察機の映像はかなりの迫力だ。
これを観るとやっぱりJFKって凄いなーと思ってしまう。政治家としてかっこいい。
じゃあベトナム問題は?女性関係は?っていう突っ込みどころはあるんだけど、少なくともこのキューバ危機を乗り越えた力は凄かった。
まあ、こんなこともあって暗殺されたのかもしれないが。
地味ではあるが、国連大使役のマイケル・フェアマンがめっちゃいい味出してる!
もちろん、ジョン・F・ケネディ役のブルース・グリーンウッドも、ロバート・ケネディ役のスティーヴン・カルプも情熱的な演技が良かった。
ケビン・コスナーはいつもどおりだけど、さすがにラストで妻の腕の中で涙を見せた場面にはグッと来た。
それにしても、この頃のソ連は強力だった。外交的にはアメリカと対等以上で、しっかりトルコのミサイルを排除しているのだ。
歴史は面白い。