pake

i aiのpakeのレビュー・感想・評価

i ai(2022年製作の映画)
4.5
映画に没頭してる時だけいつも身体が自由なことを思い出した。エンドロール、映画から抜けると、果てた後の身体になる、久々の感じだーーー。「世界の約束ってやつな、神様だけ知らないところに置いてきた」「労働。暮らしを人質にとって、一人称がいつの間にか下がってることにも気が付かない」「知らない頭を揺らす」「幸せな人なんて見たことない」うろ覚えだけど、印象的な台詞いっぱいあったー。GEZANの歌詞が好きなので色々繋がって嬉しい。式日を観た時以来の、ただ画面を見つめることしかできない、眼光を刺すしかできない気にさせられる、強い映画だった。軽々と愛すること、諦めたくないな!

(仕事終わりの時間にホワイトシネクイントで1人映画を観て、普段使わないエレベーターで地上階におりて、人が少なくなって雨で濡れた渋谷の街を歩きながら、帰って食べるご飯や待ってる犬のことを考えてる時、これをやるために生きてると告げられても疑わないといえる。)
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