ぼの

ブレードランナー ファイナル・カットのぼののレビュー・感想・評価

3.7
世界観の作り込みに感動。
ファイナルカット版だから多少は21世紀のVFX技術もプラスされてるのだろうけど、1982年にこれをやったのならSFファンは狂喜乱舞したろうに。
CGのない時代にこれだけセットを作り込んたスタッフたちの熱量に圧された。

当時の日本は欧米から見たら本当の意味での異世界だったんだろうか。
KawaiiもCool Japanもなかった時代には、日本人なら違和感を感じざるを得ないド派手な舞妓の広告も、海外の人からすれば近未来的だったのかな。

個人的にはFatherを畜生って訳した翻訳家にあっぱれを挙げたい。
レプリカントにも心を感じさせる上手い翻訳家だったと思う。

なんといってもヴァンゲリス。
シンセイザーっていいなと改めて思わせてくれた。

反逆者を追う者が反逆者になるラスト。
なんか含みがあるようなないような。
他のバージョンを見るほどの熱量は持てなかったので考察サイトにダイブしよう。
それとも2049で色々回収してくれるのかな?
ぼの

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