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カード・カウンターのShokoのレビュー・感想・評価

カード・カウンター(2021年製作の映画)
3.3
〖カード・カウンター〗(映画/アメリカ/2021)



『米軍刑務所で10年間服役し、カードゲームの勝率を上げる裏技を学んだウィリアム。ある日、ブローカーから大金が稼げるポーカーの世界大会への参加を誘われる。さらにその直後、自分に罪を着せた男・ゴードと彼への復讐を持ちかける若者・カークに出会い…』

4連休、おうちでたっぷり映画を観るぞ!と思って張り切ってプロジェクターとかつけたらクロームキャストが言うことを聞かなくなり、折檻してたらもうなにもかも嫌になって一旦寝て起きてパソコンの小さな画面で観た、悲しい。
たしか映画館でやってるときにちょっと気になったけどまあいいかと思ってスルーしたやつをU-NEXTのポイント消化で。U-NEXTのみんな〜もうポイント消化の時期よ〜
U-NEXTの見どころ欄に『オスカー・アイザックが影のある男を色気たっぷりに好演』と書いてあったのが決め手になった。
あと最近カードカウンティングにめっちゃ興味ある!私もあれできるようになりたい!

と思ったんだけど、冒頭のカードカウントの説明でやってみたいという気持ちは挫けた。プラスとかマイナスとかでなんで?なにが?どうなって??何を言ってる?
そもそものカードゲームのことがあんまりわかってないのもありボケーと見てたんだけど、この映画はカジノとかギャンブル要素よりも復讐とか心の動きとかの方がメインなのかな。カジノ映画としてはめちゃくちゃ地味!
そもそもウィリアムが一攫千金億万長者みたいなタイプじゃなくて小さく賭けて小さく儲ける、絶対目立ちたくないですみたいな感じだったのでしょうがないのかも。
いつも同じテーブルにいたUSAが主人公だったらもっとお楽しみ映画だったかもね。
ラストまでの話していい?するね。
カークが先走ってゴードに復讐しにいって返り討ちにあい、結局ウィリアムが出ていってゴードを殺して刑務所に入ってリンダが面会に来てETだったけど、私のような短絡的な人間にはいまいちウィリアムがカークにお金渡して家帰れって言ったりとかよくわかんないって思った。
ていうかウィリアムが潔癖なのか?モーテルで全部の家具に布かけて使ったり、刑務所でのルーティンすぎる生活を自分に向いてるって言ったりしててちょっと変わった人だった。もしかしてカードカウンティングってそういう変わった人しかできない?
最後にゴードのことバチボコに拷問したんだと思うけどそれも良かったし、面会にきたリンダとETやるところもなんか良かった。そういえばふたりでイルミネーション見に行くシーンがあるんだけど海外でもああいうのあるんだ〜って思った。なんていうの、東海地方の人にしかわかんない説明するけどなばなの里みたいでさ…街のイルミネーションじゃなくてわざわざイルミネーション施設つくりましたよっていう感じ。
あとカメラワークは天才の狂人かもってぐらい良かった。あの過去のシーンのうにゃうにゃしたやつすごい好き。
そうそうそう、オスカーアイザックの話するの忘れてた!
色気ダダ漏れどころか色気の擬人化?DUNEのときもやばかったけど、今回もよかったね〜シャツとネクタイ姿って大体の人がセクシーになるとはいえ(除ガリガリの日本人)役柄の目が死んでる感じと合わさってたまらないものがあった。
オスカーアイザックがスーツ姿で法廷に立ったり、金融業界を牛耳ったり、医療業界の悪役やったりする映画ある?ない?観たいんだけど…
あとタイシェリダンくん出てた。この人の映画そんなに観たわけじゃないけどバーって派手な映画じゃなくてこういう普通の青年みたいな役多いよね。

(157/おうち映画78)
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