ラーチャえだまめ

LAMB/ラムのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
4.0
『ジンギスカン並にクセの強い映画……ダッチャ?』




【LAMB ラム】…!!!いやー2022年はブタだのライオンだのムツゴロウ王国ばりのアニマル天国になりそうですが、今宵は干支なら5年フライングしたことになるLAMB=ヒツジうんうんあの独特な臭みが堪んないのよねぇ〜近所にラム肉で出汁をとったラーメン屋があって……てそんな話この夫婦に話したらライフルで射殺されてしまうかもしれない何の因果かある羊飼い夫婦の元に突然訪れた“キセキ”ひつじのショーンもお口アングリラな“ヒツジとニンゲンのハーフ&ハーフ”が爆誕してしまった_!?


前に「ブラックシープ」っていう“ゾンビ羊”はありましたがね、この摩訶不思議アドベンチャーな世界を世に放つはA24、A24ですよ皆さん!?セカイを混沌と恐怖の渦に陥れる「鬱系ホラー(主に戦犯はアリ・アスター)」増産工場のイメージがそろそろ定着しつつある日本でもジワジワ知名度をあげているジブリならぬA24スタジオが?またしてもラム肉の如くヒトクセもフタクセも臭っせぇ〜「好き嫌いの別れる」ホラー映画を生み出してしまいました。

しかもー?舞台は広大な自然残るアイスランド、アイスランドホラーと言ったら「北欧ホラー」!!嗚呼〜!!もう駄目だああああー!!救われる気がまるでしない寒々しい景色だけでももう心はチンカチンカに凍っちまう、そんなシネマ的に精神的ドギツいエリア「北欧」+「A24」=絶望on絶望…?串カツだって二度漬け禁止だってのによぉー!!!


まず本作には様々な動物が登場します。「ペット」担当の家ネコにゃんにゃん、訓練された牧場担当「犬」、そして完全「家畜」担当の羊……同じ「動物」でもそれぞれ「担当」が違う。役割が違う。夫婦はネコと犬は愛でるが羊は愛でない。何故なら羊は夫婦にとって商売道具のようなものだからです。この映画に登場する動物たちは、皆がそうやって「担当」により「区別」されていた。そこへ「グレーゾーン」のアダの誕生によりその境界線がジョジョに崩れ始める……。



↓ブログにもあげました(ネタバレなし&ネタバレ・考察)↓
https://edamamemamade.wixsite.com/edamame-movieimpact
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