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LAMB/ラムのpolinkyのネタバレレビュー・内容・結末

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

思ったよりどストレートな映画だった。難解だし、意味わからんところ大量にあるんだけど、倫理的にはそれなりにスッキリさせてくれる。羊側の方が人間の倫理観に即しているのが皮肉。

母羊を疎んで殺してしまった時点で、幸せなんて得られないんだよなあ。神様の贈り物って事にしてたけど、頑張って産んだのは母羊よ。このナチュラルな特権意識はやはり西欧ならではだなと思った。ここまで動物を蔑ろにする映画は日本ではなかなか作れない。

最後に迎えにきた羊人(?)がアダの実の父親として、母親は純羊。つまりアダは1/4人間のクオーターなので、右腕(脚)だけ羊のまま残ってたんだな。あの部位は制作側のフェティシズムか何かを感じて非常に良かった。最高に気持ち悪い右手だった。
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