このレビューはネタバレを含みます
このラスト
なんとも言えない後味
美味しいのか美味しくないのか微妙だけど
なんか癖になって食べ続けてしまうみたいな
そんな不思議な…
ちょっと癖になる感じの映画でした
登場人物も少なく
とてもシンプル
だけど最後まで引き込まれてしまう
映像が綺麗で特に色味が好きでした
草原、羊、雪、少しどんよりとした空
全てペールトーン
そんな中
アダに作る花のリースが
とても明るい黄色やピンク
マリアの幸せな気持ちを象徴するかのような色
一章から三章まで区切られているのも
何か展開が変わるのかなと
物語のようで面白いと思いました
映画の冒頭 はぁはぁという息
馬に避けられ
畜舎の扉が開いて
一頭の羊が倒れたのは
あいつの仕業？
時々うつる遠くを見渡すような景色
何かに見られているような居心地の悪さ
おそらく ずっと見られていたのでしょうか？
アダを取り返す日を
母羊を殺された報復を
いつか実行するために
あいつは虎視眈々と潜んでいたのでしょうか？
束の間の幸せな家族の時間
それは神様からの贈り物ではなかったのでしょうか？
動物たちを銃で撃つように
もし動物たちが銃で人間を撃つことが出来たら…
あの怯えたようなマリアの目
不思議なラストでした
動物たちはまるで演技しているかのようで
お見事でした
犬も猫も羊も💯✨
A24 不思議な魅力がありますね
