このレビューはネタバレを含みます
アイスランドで羊を飼って暮らす、恐らく夫の過失で娘を亡くした夫婦（イングヴァルとマリア）の農場で、羊の頭に人間の身体をした何かが生まれる。それをアダ（死んだ娘の名前）と呼び「自分たちの子」として可愛がる夫婦。
奪われた仔羊を取り返そうと鳴く母羊を撃ち殺すマリアは、その現場を義理の弟に見られ、兄（イングヴァル）に言わないでやるからヤらせろと脅される。恐らく過去にヤッてる2人。
それまで会話もなかったがアダのおかげで3人家族として幸せを取り戻す夫婦。異常だと思いつつアダの可愛さにほだされる弟。夫にバレずに弟を追い出し、ますます幸せなマリア。
そこに忍び寄るのは冒頭、羊小屋に入って来て羊と交尾していた山羊の頭をした男。アダの実のパパ登場。山羊頭の男ってつまり悪魔なわけで、この悪魔、一言も喋らずイングヴァルを撃ち殺し、アダを連れて去って行く。
泣き喚くマリア。で、気が付くマリア。これって自分が母羊にした事と同じじゃね？ハッと我に返るマリアは青い上着。まさにマグダラのマリアのよう。娘を亡くして以来初めて正気に戻ったのだろうか、で、エンドロール。
