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LAMB/ラムのSPNminacoのレビュー・感想・評価

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
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むかしむかし、草木も生えないアイスランドにどんぶらこどんぶらこと羊が流れてきました。その羊から羊太郎が生まれました。けれど、実は羊太郎は太郎羊だったのです…みたいな?
クリスマス、窓の格子、タイムトラベル…ときたら、ああそういう話ね。と、冒頭ですぐわかりやすい。妻マリア、夫イングヴァルの元にもたらされた神の奇跡。けどそれだけではあんまり単純なので、第2章。招かれざる客、異教徒が不吉な暗示をもたらす。そこまでは予想通り。
第3章は、えっ実存的問いになるの?と思わせて、やはり神は無慈悲だった…と流れるサラバンド。うん、アイスランドですんなりキリスト教推しにはならないよね。あの景色には絶望が似合う。
羊の群れにショーンを思い出したり、ほんのちょっとだけスティーヴン・キングみもあるような気がするけど、本当は怖いお伽噺というかメルヘン。アダちゃんのVFXとかどうなってるんだろ。弟のMVが笑えた。ハンドボールは国技なのね。
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