二瓶ちゃん

プリテンダーズの二瓶ちゃんのレビュー・感想・評価

プリテンダーズ(2021年製作の映画)
3.5
衝撃作と言える。少なくとも、私のような若造からしたら。感情がぐちゃぐちゃにさせられました。どのくらい衝撃か、といえば「愛しのアイリーン」を観た直後ぐらい。邦画でこんなにちゃんと観れたのは久々。

インディーズ映画?それともジャーナリズム的演出か?カメラがところどころ「アレ?」あと、早口すぎて聞こえないシーンいくつかあった。

痛い、痛い、痛すぎる。しかし、若くして日本に住むことを諦めたくなっている私としては、わからないこともないなぁと思いながら見ていた。でもそのイメージは後半に裏切られ、気軽な気分で見れない邦画だなぁと思う。

主人公みたいな独りよがりで自己を弁えた主張をしているような発達障害の人に今年の2月ぐらいに会った気がする。

確かに今の日本は自己肯定感の低下が大きな問題になってます。

レイプだのなんだの言って、あのシーンで脱ぐのは正直やりすぎ。

虹郎くんが怖い。プリテンターズ返しされるシーンはホラーシーンとしか言いようがなかった。

街中のシーンはゲリラなのか?と思うところあった。

園児にトラウマを植え付けないようにね。

雑誌とかSNSとか含め、情報の発信について考えさせられたし、怒涛の展開が待ってて、最近の邦画みたいだった。「空白」「ヤクザと家族」「由宇子の天秤」を思い出させた。

キャスティングが、邦画でチラチラ観たことある人がかなりいてドキドキした。

賛否は分かれると思うけど、もっともっとヒットしてもおかしくない映画だと思うけど、攻撃的な予告があまりよろしくなかったのかも。

確かに一長一短あっても行動を起こし続けることは大事。さらに、この映画に0点つける人の気持ちもわかるし、満点の人もわからないでもない。芯はブレているようで貫くべきところは貫かれている印象。あのおじいちゃんみたいに、あぁ、この人は正しいなぁって思える人がいなくてひたすら辛かったのでこの評価。

この映画を観た人の感想を聴きたい。不思議な映画のエンディング曲を無限ループしながらネットサーフィンよ。ひきこ森よ。もうダメ〜。