北斗星

スワンソングの北斗星のネタバレレビュー・内容・結末

スワンソング(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます


はじまりは、『老人ホームから抜け出すちょいワルイケじいさん』だと思った。
歌もいいと感じた。
眼光の鋭さもスゴいと思った。
これは面白くなりそう!!ワクワクした。


が、お墓参り以降ラストの死化粧までがちょっと冗長。
主人公が実はどんな人間なのかも、今一つ掴めかねるところもある。


主人公が
【過去に生きている話し】だからかな。
いくら過去を賛美しても、もうその時には戻れない。
頑張って自分もアップデートしていくしかないのではないかな。


主人公がラストに彼女と和解したシーンは良かったと思う。人が人を赦すって一番難しい事だと思うから…。


彼女に死化粧を施し自分にも化粧をしていた。何故唐突に?と思っていたら、そういう訳かと幕引きに合点がいった。 



自分にいよいよ死期が迫ってたり、そろそろ寿命かも知れないなと考えた時に、怨みやワダカマリが残ってると、やはり安らかにあの世に行けないだろうと思うのでしょうね。
出来るなら悔いなく生きたいし、逝きたい。…わたしも思う。
教訓としてこころに刻んどこう。



作品全編、暗め。というか重い。
観終わってからスカーッとはしなかった。





昨夜から老人の映画ばかり立て続けに観たが、何故人間は老いてまで生きなければならないのか…?


それを語るには若すぎて、答えは出ない。
北斗星

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