うちむら

スワンソングのうちむらのネタバレレビュー・内容・結末

スワンソング(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

「さよならだけが人生だ」の言葉を思い出した。

過去の記憶、幻覚が織り交ぜられるところは、戻らない日々への様々な感情を感じて切なくなる。

時の流れは、自分も街も人も物も変化、消失させてしまう。その辛さ悲しみは、老いていくごとに増えていく。
でも、それを受け入れて前進することも大切だと、エンディング後の挨拶で示してくれた気がする。

現在進行形のパットは、頑固、悪ガキみたいな面も持ちつつ、常に堂々としていて気持ちいい。
ウド・キアーがジャージおじさんからどんどんカッコよくなっていく様は、生の実感と共に死を受容する姿に見えてとても印象的。それを見守る周りの人、街の人もやさしい。
うちむら

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