このレビューはネタバレを含みます
原作未読だが、こんな暗澹としていて切実な映画だとは思わなかった。
学校で大喜利解いてたエピソードとか修学旅行のエピソードとか(そういえば今作では修学旅行に行かなかったって言ってたな。中学の方か)ツチヤの高校時代の話が好きで、めちゃくちゃキャラクターが立ってるって昔から思ってたからてっきりもうちょっとおもしろキャラを活かしたコミカルな映画、とまではいかずとも明るい部分もある映画かと思ってたけど最初から最後まで暗くて必死さが伝わってくる作品になってて意外。
だけどそういう必死さとか噛み合わない世界との向き合い方とかを正面から見せるための作品だろうからこの暗さでいいんでしょう。
最後の居酒屋での菅田将暉かなり好きだったし、岡山天音も渾身って感じだった。
春日の声が似てて笑った。
最初のピン芸人といいピンクといい西寺氏家といい松本穂香といい、良い人が多いな。もしかして世の中って良い人多いのか?
ツチヤが作家とうまくいかなくなって「無理なんですっ!」って叫ぶところはかなり共感できた。