このレビューはネタバレを含みます
これはまたすごいホラーが出てきた。
映画はドキュメンタリーの形式をとってすすむ。タイ東北の村でバヤンの女神を下ろした巫女として、村の人々を助けるニムに密着取材したところから物語は始まる。その後ニムの姪ミンに代替わりの兆候が現れ、ミンも含めた一族を密着取材していく。
ミンの奇行を表現するのに、友人がスマホで撮影した縦画面を挟み込む手法も面白い。
終始物語を撮影し観せる側である取材班が所々観られる側に立つのも面白い。荒い息遣い、手ブレをする様子、心配して語りかける姿。そういう透明化された語り手が急に姿を現す瞬間、結構すきです。カメラマン一人お気に入りいたのに、食べられちゃった。