ちぇり

チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしいのちぇりのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ドラマみてから間が空いてしまったのもあるかもしれないけど、めっちゃ面白い!って感じでは無かった。原作漫画の方も見てて、ある程度似せてはいるけど、やはりところどころ内容は変えられてる感じ。漫画の方で、長崎転勤が決まった時、長崎-東京間の交通費見て、高っ!ってなるシーン、あれは遠距離恋愛になっても別に永遠の別れじゃないから、できれば頻繁に会おうと最初は思ってるけど、交通費とかかかる時間とか見て現実的になって、ああしばらく会う頻度が減るんだろうな、それは嫌だけどどうしようも無いよな、遠距離恋愛どうすればいいんだろうみたいな、今から始まることに対する色んな不安が混ざってるシーンだったから、映画でもそこだけはちゃんと描いて欲しかったなと。往復で5万円近くすることに対する、一般的なサラリーマンの感覚が書き込まれてるシーンだったから、結構好きだったのに、という感覚。二人の誤解やわだかまりを解くために安易に事故を使うのもちょっと浅い。
後半は、互いの両親に挨拶するというシーン。当然紹介された同性のパートナーを親は受け入れてくれるのか。カミングアウトと葛藤、反発。そういうことを描きたかったんだと思うけど、シーンが長くて間延びしてる割には内容が薄い。ちょっと退屈。
あと「おっさんずラブ」もそうだけど、日本のBLにありがちな結婚式タキシードエンディングの流れはほんとうになに???日本では未だに同性婚が法制化されてないのに??式場で?タキシード?周りの人が笑顔で祝福して?こうなればいいねみたいな夢物語といえばそうなんだけど、私は「エゴイスト」みたいなリアルな映画が大好きだから、ちょっとお花畑だなぁなどと感じた。理想的ではあるけれど、これを法律で禁止されてる現実を完全には無視できないでしょ、などとナンセンスなこと、、、。
ジェラピケのパジャマ、ものの多い部屋でお互いに料理を作りながら同棲、8ヶ月の出張で家賃補助付き、同じ中身のお弁当、私のお気に入りが誰かのお気に入りになること。いいなぁ。
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