なぜ私は今までSLAMDUNKを知らずに生きてきたのか…
と、感嘆のため息が漏れるくらいに良かった。
かっこいい。みんながとにかくかっこいい。
周りから見れば、いつも余裕で強気に見える人でも、本当は押し潰されそうなほどのプレッシャーと戦っている。
かっこ悪くてダメな自分を奮い立たせて、必死に前を向くって、めちゃくちゃかっこいい。
試合のシーンは、一瞬の判断が求められる試合の緊張感が伝わってくる、スローモーションと早回しのようなスピード感の緩急の付け方が絶妙で、
心が折れそうな瞬間も、ぐわっと盛り上がる熱量も、流れを掴んだ無双状態も、そこにかける人の思いも、スポーツの醍醐味が全部詰まっていた。
打ち込める何かを持っているって強いな。そんなものに出会える人は幸せだと思う。
これからの人生で、もう一度そんなものを探そう。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」
という、かの名台詞は、予想以上にぐっときた。
