1945年2月から1ヶ月以上続いた “硫黄島の戦い” を日本軍側からの視点で描いた作品。アメリカ軍側からの『父親たちの星条旗』とは姉妹作。両作品ともクリント・イーストウッド監督。地下壕に埋められていた手紙を編集した『「玉砕総指揮官」の絵手紙』に基づいている。
太平洋戦争末期、硫黄島に赴任した栗林忠道中将(渡辺謙)。従来の作戦を刷新して兵士たちを鼓舞し、西竹一中佐(伊原剛志)らと共に、上陸してきたアメリカ軍と戦い抜く。絶望的な激しさのなか、兵士たちは家族への手紙に思いを託し散っていく‥。
西中佐は1932年ロスオリンピック馬術の金メダリストで「バロン西」として有名な実在の人物。
栗林中将も騎兵隊出身なので、いわば馬仲間。
2024年パリオリンピック馬術メダリスト「初老ジャパン」の大岩義明が西竹一への報告のため硫黄島を訪問すると聞き、この作品を初鑑賞。
馬を愛する人間はいいね。
音楽は共作で監督の息子のベーシスト、カイル・イーストウッド。“♪メインテーマ”が物悲しい。