高い橋の上から飛び込もうとする若者たち。いざ飛ぶぞ!というその瞬間、おじさんがやってきて...というお話
リューベン・オストルンド監督の処女作。しかし、描かれている内容は今の作品の何ら変わりはなく、長編映画の中の1シーンとしても自然な感じの...人間関係とコミュニケーションの嫌な部分を描くのに全力を尽くしたような短編映画であった。
コミュニケーションが気まずくなる瞬間。
盛り上がっている所を横から割り込まれた時の気まずくなるあの瞬間。相手の一線を超えてしまった時のあの瞬間が痛いほど伝わってくる。実際の若者たちの様子を切り取ったようなカメラワーク(それと、画質の悪さも良い感じに機能して)がリアリティをより盛り上げており、「ありそう〜!」と思わされた。本作も相変わらず嫌〜〜〜〜〜な空気が漂っている。