SUN

余命10年のSUNのレビュー・感想・評価

余命10年(2022年製作の映画)
4.1
《2022年 劇場8本目》

映像がとても美しい。一年通して撮影された四季折々の風景描写やキャスト一人一人の姿や表情、素人のため撮影の技術的な事はとても分かりませんが、ワンシーンワンシーンに映像美を感じました。

「生きる意味ってなんだろう?」
時々そのように思ってしまう事ってあるのかもしれません。でも1日1日生きていられる事のかげえのなさ、明日がある、1年後がある、10年後があるって思える事って本当に大切なんだなと感じます。生きることについての向き合い方を伝えてくれた気がします。

そして小松菜奈さん、坂口健太郎さんをはじめとしたキャストの方々の演技がとても絶妙。どのシーンを切り取っても誰に感情移入しても涙してしまいそうなグッとくるものがありました。

決して複雑なストーリーではないかもしれません。それでも四季を巡るような、10年を茉莉と和人と共に歩んでいくような映像美やキャストの方々の感情移入してしまう演技、そしてワンシーンワンシーンを彩るRADWIMPSの音楽に思わず引き込まれてしまう。この映画の素晴らしさをエンドロールを見ながら余韻として感じてしまいました。




【2022年 鑑賞28本目】
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