このレビューはネタバレを含みます
2代目キャプテンアメリカになったサムの新たな戦いを描いたお話。
マーベルでも評価が高めなキャプテンアメリカシリーズ(僕はあんまり好きではないですが)
やはり熱量は高くならない感じの作品でした。
アクションについては、
超人血清を持たぬ生身のサムが経験と技術で戦う姿はかっこよかったですね(*^-^*)
この辺りは過去作でも見られたので変わらずでした。
ただ、空中戦はともかく、地上アクションは良くはなかったですね。
あまりカットを割らないのは好みですし、超人だった初代との差別化を図っていると思えばみれますが、それでも普通のアクションで物足りませんでした。
ドラマ部分は、
アダマンチウムを巡って日米間の緊張が描かれていましたが、日本相手だとそこまででもないかなぁと、日本人としてはのほほんと思いましたね。
問題はそこよりも、初代キャプテンアメリカから引き継いだ規範を自分が示せるか苦悩するサムと娘に誇ってもらえる自分に変わりたいロスの二人の葛藤を上手く絡ませて解決できなかった点ですかね。
好みとしてはラストバトルでそれが示せれば良かったのですが、
暴れるハリソン・フォードを止めて終わったのは残念に思いました😢
それから、この事件でロスが全ての責任を負いましたが、
今回のヴィランがロス個人より、彼含めてアメリカに復讐するという話であってほしかったと思いました。
アメリカに存在する悪意に対し、2代目キャプテン・アメリカはどうやって規範を示せるか、という深みを作れたと思うのですが、やっぱり今のアメリカの勢い的に水を差す事は難しかったのですかね。
だとすると現実の世界が架空の世界のヒーローを抑えつけたという皮肉を感じてしまいます( ;∀;)
とはいえ、サム・ウィルソンを演じたアンソニー・マッキーはカッコ良かったですし、ハリソン・フォードも抜群の存在感でした。
新たな仲間達も良い感じでしたし、何も考えなければ大きなスクリーンででビュンビュン飛ぶアクションが楽しい作品ではあったと思いますね(≧▽≦)