社会のダストダス

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールドの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

3.6
最近のMCU作品の中では、久々に横道の予習とかしなくても分かり易い映画だった気がする。タイトルは『キャプテン・アメリカ』だけど、何なら過去のキャプテン・アメリカを観てなくても問題ないくらい。ただし、『エターナルズ』を観ていないと、海にあるデカい手は意味不明か。

クリス・エヴァンスからアンソニー・マッキーに代替わりしてから初めての『キャプテン・アメリカ』シリーズ。私は、MCU作品は映画しか追っていないので、エンドゲームから5年間も何してたの?というのが正直なところだったので、彼の元気な姿が見れてよかった。代替わりという割にはアンソニー・マッキーも結構いい歳だから、この先何本も新作が出るかは怪しい気がするけど頑張って欲しい。

とはいえ、本作の事実上の主役はハリソン・フォードみたいなもので、エアフォース・ワンがハイジャックされなかった以外は、見たいハリソン・フォードが詰まっている映画だったと思う。かなり最後のほうでやった気付いたけど、過去に出ているキャラクターの代役で演じていたのですね。

レッドハルクのCGが過去イチで出来が悪い気がしたのが気になった部分、ゲームキャラの質感に近い。

雰囲気的には『ウィンターソルジャー』を意識した感じだと思うけど、登場人物数は丁度いいし、派手でもなく地味でもなく丁度いいし、映画の尺も丁度いいし、アクションとドラマの配分も丁度いいし、敵の強さも丁度いいし、政治的配慮度も丁度いいしで、最終的に丁度いいスコアになりました。

あと総理大臣、尾崎さんに変わって欲しい、米軍にミサイルぶち込むあたり遺憾砲とか使わなそう。