魯肉飯

苺のジャムとマーガリンの魯肉飯のレビュー・感想・評価

苺のジャムとマーガリン(2021年製作の映画)
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粒が残ったごろごろの苺の生煮えのようなフレッシュさと、少し尖りつつも繊細でなめらかなマーガリン。コッペパンって学校で登場回数何気に多いよね。
何かが問いかけてきたときにシャッターを切りエモーションが投影される、対象にこちらが何かしらの感情を付随させるっていうのはなるほど確かにと思った。すごく考え抜かれた緻密な言葉がこちらに語りかけられる。
パンにぎゅうぎゅうに挟められた中で異なる面と面がぶつかり合う。調和するだけでなく、一方通行だったり反発したりすることもある。食べてしまえばあっという間になくなる、学生生活の一瞬を切り取った荒削りな作品。
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