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イノセンツのmitoのレビュー・感想・評価

イノセンツ(2021年製作の映画)
3.6
2023年83本目。
ヨアヒム・トリアー作品の脚本を担当してきたエスキル・フォクトが監督したノルウェー発の団地超能力バトル映画。

…とか言うと、ド派手なドンパチやクロニクルのようなスピード感を想像するが、そこは北欧映画。
ぼくのエリ、テルマ等を輩出した地でそんな当たり前の映画が出来る訳もなく。
ひたすらどんよりとした空気感で話が展開する。

掻い摘むと、拗らせた陰キャほど、たちの悪い奴は居ない…って映画(笑)
陽キャに絡む勇気もなく「あいつ等ぶっ◯す」と1人ボヤいて…だけど、ねじ伏せるパワーを偶然手に入れたからマジで◯しちゃう!みたいな。

それを執行しているのが、小学生になるかならないか、くらいの子供達ってのがね。
相変わらず子供の人選が嫌らしくて、言い方悪いけど外見とか、身体的ハンデとか、当たり前のように外してくる感じとか北欧っぽい。
(別にアメリカのLGBTQと違って全然違和感ない、寧ろ自然なのも北欧らしい)

結構ふざけた感想書いたけど、前述の通り、ガチで陰鬱とした空気が続くので、それなりの覚悟はした方が良い。
あと、伝統芸として直接的な身体ダメージが通りまくるので、耐性ない人もご注意。
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