どうしても気になりすぎる予告とキービジュアルにつられて観てみました。
いやぁ、なんとも不穏と不気味が漂ういい映画でした。2年前に公開された映画だったんだ、知りませんでした。
北欧のホラーって最近いいな、と思うようになって、まぁもちろん「ミッドサマー」からだけど。
妙に広くてがらんとしている広大な土地があるイメージなのに逃げ場がない感じが気持ち悪くておもしろいんです、超勝手な偏見だ、ムーミンとかいるほのぼの空間じゃないのか北欧?
導入から不思議な空気で、あ、この家族いろいろ理由があってこの団地に引っ越ししてきたんだな、というのが分かります、とても丁寧。
団地にきてからはもう不穏不穏。
なかなか馴染めないなか、ようやくできた友だちが不思議な力を持っていて、、
遠くに人が立っているだけで気持ち悪い雰囲気を出せるのうまいなぁ、と思います、そのあたりちょっと日本のホラーの雰囲気もあるような、と思っていたら、なんと日本のマンガ「童夢」をオマージュしているとのこと、おぉ、読んだことない、、「AKIRA」は読んだのに。
子どものまだ何が悪くて何が正しいか分からない、悪い意味での純粋さ、無垢さが非常に怖くて、でもお子たちはとてもかわいらしく、でもやっぱり怖かったです。力の使い方が分からない感じ、とてもいいね。なんかよく分からないけどできたからやってみたんだよ、みたいな感じが。
自分だったらどうするかな、たぶんできるならやってみたくなるよな、、とかモヤモヤ考えて、あぁ、好奇心が人を○すってあるんだな、なんて思いながら観ていました。お子にしか分からない、みたいな描写も不気味だったなー。
過ぎる力はもて余す、だなと思います、年齢が違えばもしかしたらアベンジャーズみたいなところにいたかもしれない。
終始不穏な空気が流れ続ける、とても気持ち悪い映画で楽しめました。