このレビューはネタバレを含みます
いやいや、インスピレーションとかオマージュといったレベルを超えて、大友克洋をクレジットしないといけないレベルでは?? 特にクライマックス。団地内の遊び場。幼い子供達だけが気付く、「静かなる闘い」・・・。
ブランコの効果的な使い方、静かにコト切れる犯人の最期まで、「童夢」そのものだ。
純真無垢なモノが持つ、善悪の判断が乏しいが故の残酷さ。 「童夢」読了時に感じた感想を、見事なまでに映像化している。
にしても、日本ではなく北欧で大友克洋の世界観を見事に描かれたことに、感嘆すると共に悔しさを感じずにはいられない。