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道化師の夜のkaoruiのレビュー・感想・評価

道化師の夜(1953年製作の映画)
3.0
不義の妻を助けるために溺れかける道化師フロスト、茶化されながをなりふり構わずずぶ濡れになりながら波にもまれ抱き合う二人の無声映画風エピソードで幕を開け、サーカス団の座長の老境の哀しい物語が始まる。
蚤やシラミまみれで旅から旅の根無草、日銭を稼ぐ日々。芸術からはほど遠く途中の街で出会った劇団員からは見下され、恋人を寝取られてしまう。興行で立ち寄った街に住む元妻からは三行半を突きつけられる始末。

哀しい男達、離れることのできない女達。
トボトボとショゲながらもサーカス団は旅を続ける!
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