監督自身が青春を過ごした1980年代のイタリアのナポリを舞台に、将来に漠然と不安を抱えながら進んでいく青年を描くNetflixオリジナル映画
東京国際映画祭で鑑賞
海のある街ナポリがとても美しく映されていて、当時の空気感がそのままスクリーンにギュッと詰まっている
一癖あるような登場人物が多い中、彼らの交流を通して、思春期の主人公の機微が描かれていて、前半はコメディタッチな作りなのに、ある事件を天気に後半でガラリと作風が変わるのがとても印象的
大きな転機だけでなく、些細の日常の出来事を含め、見て触れて経験したものが人を形作っていく