今度は105歳の語り部。
アウシュビッツからはじまって4箇所の強制収容所に移送され、6年間死線を超えてきた。
大きな黒い瞳と、それを覆うおおきなまぶた。
接写だと象や亀のよう。
そんなおじいちゃんの語る内容はとても鮮やかでリアリティのつらさがある(鮮やかは語弊あるかもだけど)
そんな彼に、驚いたことに、21世紀になっても脅迫や誹謗中傷の手紙が絶えない。
なんなんだ。
解放された後も、生存者として辛い思いをしていて、それがいまも続いている。
当時は、市民も戦下にいたので、実態を知られない(し、信じられないくらいのひどさ)生存者は、妬まれたり誤解されたり八つ当たりされたり、分からないなりになんとか思い馳せることは出来るが、いま誹謗中傷している人は、もう戦争を知らない世代だと思うけど、、
最後のカットなんて、石像としか思えない。