ユウジ02

ある男のユウジ02のネタバレレビュー・内容・結末

ある男(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

この前、怪物で主演女優賞を獲った安藤サクラが出てる作品との事で鑑賞。監督は石川慶。この監督の作品は愚行録で鑑賞済み。映像がソリッドで人間ドラマをテーマにした作品なのに、めちゃくちゃ冷たい印象だった。

今回もミステリーっぽい序章でそこから謎が徐々に解き明かされるという内容なのに、調べていくうちにどんどんX(窪田正孝)にのめり込んでいく城戸(妻夫木)が現実から逃げる為に感情移入してしまっているという複雑な家庭環境を孕んだ弁護士役だった。

最後にはそれが一番辛い結果で不意に知らされてしまうのがグサッと刺さった。

でも実際、目の前の人がどんな人生を歩んできたかなんて分からないし、正直そこに意味はないのかもしれない。それよりその人と一緒にいて幸せかどうかが大事で、その為には名前なんて大した意味なんて必要ないのかもしれない。
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