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ある男のaのネタバレレビュー・内容・結末

ある男(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

想像していたよりもヒューマンドラマ要素が強かった。
ミステリー要素があるため、のめり込みやすいのも良かった。

自分の出自に負い目を感じて苦しむ人が描かれていました。
ラストについては、300年生きる人間がいるというやり取りを踏まえても、城戸は谷口を名乗ったのが自然かなとは思います。
身元ロンダリングまでしたかは分かりませんが、在日というレッテルから離れ、浮気した妻とも関係のない、違う人物になりたかったのは理解できます。

「谷口として宮崎で生きた3年9ヶ月幸せだったと思う」「本当のことを知らなくても良かったかもしれない」とのやりとりがあったことを踏まえると、今作を通じて伝えたかったメッセージは、レッテルを貼らずにその人を見ることなのかもしれませんが、正直もっと深い解釈とメッセージがあるような気がします...。
知りたい...。
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