このレビューはネタバレを含みます
死んだ夫は別の人間になりすましてました系ストーリー。
主人公の一人である窪田演じる夫が戸籍交換を何度かしてる為、こんがらがってくるがそんな事よりももう一人の主人公の妻夫木演じる弁護士のラストシーンが強烈で、最後に何と言おうとしたかを観客に委ねるスタイルで好きな終わり方だった。
キャストが豪華で不穏な空気感満載で、二転三転どころか四転五転を期待してしまい最後まで目が離せない。
原作では各個人のエピソードが深掘りされてるらしいが、映画だと仲野演じる温泉宿の息子が何故実家を飛び出して何をしてたのかなど、ガッツリ端折ってたのはとても残念。
別の人生に成り変わりたい人には刺さるけど、自分の人生に大満足って人には刺さらないのかなって作品。→という決めつけや価値観の押し付けはよくないのかなって考えさせられる良作。