さがすのゲッペルドンガーのネタバレレビュー・内容・結末

「探す」

前半の娘パートと
後半の犯人パート、父親パート
そしてラストシーンで
それぞれ何を探しているのかが変わる構成が素晴らしかった。

妻への行いの正当化とお金のために山内に協力している父親（結構打算的な一面）が、本当に死を望んでいるむくどりを殺す際に妻を重ねてあちら側へいってしまう。

冒頭のシーンと合わせて、事件の解決とそれによって一線を越えた人間が生まれ、映画のラストを迎えると思いきや。実は娘は全てを知っていたという衝撃的な展開。

最後の卓球のシーンは、父と娘の繋がりが
実態を無くしたピンポン玉のように、しかし、そこにはある事を表していると思った。