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さがすのkenのネタバレレビュー・内容・結末

さがす(2022年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

サスペンス、クライム、サイコにドラマが織り混ざっている良作。十分すぎるほどのサイコ要素あるんだけど、それ以上に心に残る社会的テーマとラストの余韻。

前半で父さんが消えて、多分メールも犯人が送信していて殺されてるんだろうな〜、娘と犯人の戦いって先あるのか?って思っていたからいい意味で裏切られた。

中盤の積極的自死がテーマになってから映画の重みが出てくる。今の自分の考えでは自由に好きなことをできるからこそ生きている意味を感じるから、将来難病や事故に遭って不自由な生活になった時に家族のことを抜きにすれば死にたい、楽に殺してくれと思う。日本で積極的安楽死の受け入れが始まるのは相当先だろうけど。

この映画は父さんも自殺ほうじょ側だったっていうもう一段サスペンスがあって面白かった。妻の自死を手伝ってから、たかがはずれ、サイコパスの手伝いをして行く。妻をつい手にかけてしまい、叫ぶシーン強烈。誰も悪くないしどうすればいいのか、あれしか正解がない気もする。

ラストの衝撃と余韻もすごい。悲しみの谷は過ぎたように見えた娘も生き悩んでいたってことなのかか?卓球しながらシャバでの最後の家族会話がピンポン玉と響き渡る。いろんな感情が混ざって整理できくてなんとも言えない余韻が残っている。こういうニュアンスを観客に残せるのが邦画の良いところだと思う。母が死に父が犯罪者の娘はこの先どうなるんだろう。

佐藤次郎、伊東蒼(娘)、清水尋也(サイコ)の演技素晴らしすぎる、みんなに引き込まれた。伊東蒼ちゃんのナチュラルな関西弁天才的。清水のそのシーン毎の犯人の雰囲気と口調が完璧、犯人絶対その感じだわって思わせる。

ピンポン玉を「コミュニケーション」、ガリガリ君を「再生」のメタファーとして使っている
クーラーのプレモルたくさん入ってたのは本当に一杯やろうとしてたつもりってことなのかな。少し切ない。
 
マザーに唾吐きわろた、マザーの言い方鋭過ぎてあれは良くない。

性獣中坊きしょい

唐突なエロビデオ部屋わろた🗡️👴🪢

👨‍🦱🏓👧 🚨
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