オープニングのイメージからポップなフランス製刑事アクションモノを想像していたら、大違い‼︎
実事件をもとにしているだけあってかなりリアルにシビアに描かれている。
まあ、兎にも角にも普段あまり見ない観光地ではないフランスの実態が描かれる。
何しろメインの舞台トなるのが、
麻薬密売組織が巣食う、団地、なのだ‼︎
団地なので、一般の人ももちろん住んでいる。
が、どうやら、ほとんどギャング団の根城の様で、
警察も気安く手が出せないらしい。
で、コノ団地で麻薬の重大取引が行われるト情報を手にした警察とギャング団の対立が描かれるワケだが、
その前に、その情報を手に入れるために、
警察官が、ギャング団のスパイのために、
団地の組織とは別の組織から麻薬を手に入れ、それをスパイの謝礼トして渡すト云う描写がある。
このエピソードが、後々、主人公たちを窮地に追い詰める。
のだが、コレが、実話ベースト云うのが凄い‼︎
警察官もギャングも一般市民も麻薬に対して明確なラインがないのだ。
誰しも、やるならやっても良いヨ、的な環境ト思考の持ち主なのである。
コレが怖かった‼︎
で、見事にコノ事件は解決するのだが、
主人公の3人は先のエピソードが原因で捉えられてしまう。
コノ作品のメインは実はココからの様な気がする。
果たして、正義の基準はどこにあるのか?
巨大な麻薬取引を摘発したコトか?
そのためにスパイに麻薬を渡していた警察官の悪事をあばくコトか?
主人公たちの作戦に賛同し、許可を出したにも関わらず、警察組織を守るために、3人に罪を着せるコトか?
三者の正義が交錯する‼︎
果たして、どうなるか?
それは、観てのお楽しみ❣️
実話ベースであるト云うコトをヒントにするト果たしてどうなるト思いますか?