めるる

パワー・オブ・ザ・ドッグのめるるのレビュー・感想・評価

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)
3.8
2022年鑑賞9作目
だいたい話の流れは分かる、でも決定打となるところが映されていないから分かりずらいけど、一つ一つの何気ないシーンだったり、会話だったりってのが決定打となる事実を作り上げていっている感じがしてとても緻密な計算のもと作られているのではないかと感じた。
冒頭の「父が死んだ時、僕は母の幸せだけを願った。僕が母を守らなければ誰が母を守る」っていうセリフはラストの展開に繋がっているのでこれを頭に入れておきながら映画を見てれば終盤に何が起きてるのかが分かる。

物語を読み進めるとフィル、ピーター、ローズの3人は表の顔と裏の顔がある性格の人物だということが分かってくるからその2面性を表現できている俳優陣すごいなと思った。
鑑賞中にこれはこういうことなのかなって考察するんだけどあれやっぱり違うのかなとかモヤモヤ考えたりするのが楽しかった。
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