このレビューはネタバレを含みます
『この映画は解説と他の人の感想でやっと理解できる映画』
アカデミー賞全てにノミネートしている化物映画が誕生しましたね。
観てみると凄く難しい、、TENETよりはまだ分かりやすいですが、、、
どのような内容なのか？あらすじいきましょう。
あらすじは、大牧場主のフィル兄弟。しかし、弟は未亡人ローズと出会い、結婚し、家に迎え入れる。
しかし、兄はローズと弟とローズの息子に対して冷酷な仕打ちをしていく。
しかし、そんな兄は少しずつ変化していくのであろうか？
観終わった後、この映画は映画をあんまり観ていない人にはお勧めできないです。理由として、主人公の感情が読み取りにくく、何でこんなにも怒っているのか？が意図を汲み取らないと、この映画の意味が分からなくなると思います。
でも、解説を観ると成る程な、だからこの言葉を選んだのか！と発見します。
例えば、山を見て、兄がローズの息子に対して、何が見えるという質問を投げ掛けます。この答えをきっかけに二人の共通点が分かります。
そして、兄は同性愛者だと分かります。これは、自分は全然分かりませんでした。解説動画を観て、分かりました。
でも、今までの同性愛者のイメージとは、全然違っていて、環境のせいと西部のイメージのせいで、兄は同性愛者を抑えなければならないと自分は考えました。
そして、ローズの息子とフィル兄の関係が不気味で面白い。
最初は滅茶苦茶仲悪いんですよね。馬を使って苛めたりしてました。
でも、ローズがフィル兄に他人に赤っ恥をかかされたり、息子がフィル兄に仲良くなっているのを嫌い、酒浸りになります。
しかし、兄はそんな奴は放っとけ、お前は離れろとあんな奴とは！と息子に命じます。
だけど、ここから物語が凄い展開を向かえます。
その、問題とは何なのか？フィル兄は、ローズ息子に何を伝えて、何を渡したかったのか？
不器用で、複雑で、美しい自然に囲まれた玄人映画、THE POWER OF THE DOG。
お勧めは出来ないが、アカデミー賞ノミネート作品ですので、興味がある方は観てほしいです。
