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君が落とした青空のpokotanのレビュー・感想・評価

君が落とした青空(2022年製作の映画)
3.0
2年付き合ってる割には特に進展もない高校生カップル。
毎月1日は絶対に一緒に映画を見に行く、という約束。
にも関わらず、これから見るという時に映画のドタキャンされて、理由も言わない。
そりゃ意味わからんわな。
さらには、トモカとの噂。
女子たちに囲まれて遊んでる姿も見てたら、彼女とどっちが大事なの、ってなる。

そして、繰り返す11/1の同じ日。
徐々にそういった理由や各キャラクターの思いが明らかになっていくんだけども、2回目の繰り返しの時に、映画館で別れ話を切り出した時に、実結に対して修弥が「言いたいことあるなら言えよ。一度だってホントの気持ち言ったことないよな」って言うセリフも、行かないでって言ってる時点で気持ち伝えてるし、一年目の記念日に実結ひとりプレゼント用意してた時点で気持ち分かるだろ。
ラストのオチを知ると、夢の中のことだから矛盾もしょうがないと理解すると、じゃあ何故周りの思いや修弥の隠れてアルバイトしてることも明らかになるのか意味不明。
色々脚本や設定の矛盾が気になった。

演出で、3回目の繰り返しで、時計台で雨が振り始また時にはすでに道路に水溜まりが出来てるのも、何回も雨降らして撮影してたのバレバレ。
さらに、轢かれたにしては倒れ方が不自然。
丘のシーンも、背景にタクシーやら車やらたぶん規制してない車が通って、これでオッケー出したの?という安っぽさ。

ま、安定の板垣瑞生ではあったけど、色々残念だった。
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