1960年代のフランスでは中絶は違法のため出産するしか選択出来なかった時代。アメリカでもつい最近この問題が話題となりましたね。今も違法のとこはたくさんありそうです。周りがどうこう言う前に、本人にとってどうなのかが一番大事なんですが、、。
妊娠も中絶も出産もまさに命懸け。それを女性だけが背負わなくてはならない理不尽さ。
相変わらず男は役に立たず、同性の友達や医師に家族すら頼れない中で、どんどん追い込まれていくアンヌの姿があまりに生々しくリアルに迫って来ます。ホラー顔負けです^^; そんな極限状況でも、自らの未来に向けて突き進むアンヌの力強さに圧倒されました。
原作は今年のノーベル賞受賞作家の自伝的な話とのこと。「男子は観なさい」って言われた様な感じがします。強烈な体感映画でした。
