特売小説

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーンの特売小説のレビュー・感想・評価

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ニューオーリンズのナイトライフガイドなのかしらん、ていう。

タイトルにも名前が組み込まれてる彼女、物語に於いてはただの無機質な装置でしかないわよね、ていう。

いやさ、ジャンル映画的な導入からまるで掛け離れた方向に物語を運んでいくはったりはどうでもいいんだけれども。

その内容が、と言うか構造が、時系列上は一連の流れの内ではあるけれどもオムニバスかと思うくらいそれぞれが独立して見える、幕ごとに視点が変わるが一見はシームレス、故に乗り難いものに感じられるわよね、と。

更に言えば成したい絵面を成し用いたい要素をぶち込みたい作者のその都合に、物語の、いわゆるリアリティが翻弄されてしまっておりあまり好きな表現ではないのだけれどもいわゆる、突っ込みどころ満載、の内容になってしまっているわよね、と。

端的に言えばコレジャナイ感となにを見せられているのだ感と、そればかりが強く印象に残る出来よね、と。
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