これはとんでもなく良かった。日本では見れない「リコリス・ピザ」を除くアカデミー作品賞候補の中で、自分はこれが一番好き。
とにかくほっこりできる、可愛くて愛らしい映画。三丁目の夕日と言うよりは、サザエさん的なゆるーい日常系な感じ。
と言いつつも、その温かな生活の裏には宗教弾圧やアイルランド全体での政治的な問題などシリアスな一面が見え隠れしており、日常の幸せの尊さが感じられる映画だった。
近年増えてきた監督の幼少期の自叙伝的な映画。自分自身の体験に基づいているだけあり、本物の感情が通っている映画だなーと。
特にジュディ・デンチの最後のシーンは、、、映画の文法とか理論とか抜きに感動した。
