きゅうげん

ムーンフォールのきゅうげんのネタバレレビュー・内容・結末

ムーンフォール(2021年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

「そうはならんやろ」
「なっとるやろがい!」
やりたい事とか趣味とかが盛りだくさんなエメリッヒ映画の集大成。『インデペンデンス・デイ』+『2012』だと思ってたら、みんな大好き『プロメテウス』でした。
津波被害とか雪山遭難とかサブの見せ場は胸焼けするほどてんこ盛り。メインのスペース・バトルもSW愛にあふれてます。

……が、さすがに監督作品史上最大の規模感ゆえに脚本も茫漠。
あまりにトンデモな設定や大筋そのものへ突っ込むのは野暮ですけど、前後・並走する場面の接続や進行が取り止めなさすぎて、映画的な展開としてどうなのって感じ。とくにNASA側と在野側との交錯が雑然としすぎです。
まぁ大味でも許せるのがエメリッヒ映画のいいところですが。

とにもかくにも、SWの新作はタイカ・ワイティティより、ジョン・ファヴロー&デイブ・フェローニで考えた内容をエメリッヒで撮ってくれ〜!