失意の人は同類を助ける。
けろえさんのレビューのおかげで本作の劇場公開を知り、本日 最終日に鑑賞。滑り込みセーフ。
けろえさん。いつも助かってます。
Netflix作品。 1週間の限定公開。
2015年の「サウスポー」以来、ジェイク と フークア ２度目のタッグ作。
ちなみに アントワン・フークア監督は わたくしのお気に入りの監督。
デビュー作「リプレイスメント・キラー」から本作まで、公開された作品は全て劇場にて鑑賞してきました。
今回も外すわけにはいきません。
3年前に製作された同名タイトルのデンマーク🇩🇰映画をハリウッドがリメイク。
今回も 自ら課した法則に則りオリジナル版を観ずに鑑賞。
先日 劇場にて鑑賞したアンジェリーナ・ジョリー主演の「モンタナの目撃者」同様、またまた『山火事&サスペンス』作品。
流行りなの？ 今？
作品を重ねるごとに成熟さを増していく ここ最近のジェイク・ギレンホール。
本作はほぼ彼の『一人舞台』。
911緊急通報センターのオペレーターに扮し 姿の見えない 通報者と会話のみで迫真の演技を披露していて 90分間 緊迫した作品をひとりで 背負(しょ)って立つ。
主人公の男は『大きな闇』を背負いながら働いている。
明日は自らが法廷に立ち 裁かれる大事な日。
そんな事は 御構い無し に助けを求める者、野次馬、異常者、泣き叫ぶ幼い女の子と、様々な人々から電話がかかってくる。
犯罪都市ロサンゼルス。そして山火事。
とにかく90分間緊急しっぱなし。
アクションに定着のあるフークア監督が 新たなジャンルに挑み成功していると言ってもいいのでは。
ワンシチュエーション、90分、一人舞台とすんなり入り込めるとても観やすい作品。
ジェイク・ギレンホールファンの方は絶対に見逃してはいけない作品だろう。素晴らしい演技を披露してくれていました。
イーサン・ホーク、ポール・ダノとボイスキャストも豪華だが、通話での声なので 全然彼等と分からなかったのが、唯一残念。
昨今のアメリカを反映したとても良く出来たリメイク作。
いつかオリジナル版も観てみよう。
冒頭の一行。
センター長 が 疲れ果てやり遂げたジェイク扮する主人公にそっと語りかけた一言。
私の心にズシンときた。
今の私に 私を支えてくれている人達に何が出来るのだろうか・・・
2021年 9月30日
イオンシネマ板橋 screen 1
💺154席
客入り 20人弱。
