ででん

世界で一番美しい少年のででんのレビュー・感想・評価

世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)
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人生をコンテンツにして楽しんでしまうことの罪悪感というか。

ビョルンアンドレセンも、エドワードファーロングも、リヴァーフェニックスも、ただ顔が美しいというだけでない魅力を感じる。それは、人生が滲んでる故の魅力だと言われるし、私もそう思ってしまう。
それは、彼らの人生を搾取しているってことになるのではないか。

ベニスに死すも、ターミネーター2も、スタンドバイミーも、本当に素晴らしい大好きな作品だけど、その作品に説得力をもたせて名作にしたのは、彼らの、演技の域を超えるような存在感のように思ってしまう。その存在感からいろんな物語を想像する。それが、クリエイターにモノを作らせるミューズ力だと思う。
でも、それは存在を搾取していることになるのか…

芸術の歴史というか
いつか清水玲子先生が、セルゲイポルーニンの映画を「強すぎる自分の魔力を持て余して苦しんでる」と表現してたけど、まさにそんなイメージ。(しかしそう表現することも…?とドツボにはまる 気にしすぎかあ)

ビョルンアンドレセンの人生は萩尾望都先生の世界観の中に生きているような過酷さ😭なんでつぎつぎとこんなに切ないんだ
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